冬のオアシス おすすめ温泉 草枕温泉「てんすい」(熊本県玉名市天水町小天)
11月になり寒気団の南下で北海道では初雪が観測され列島はまさに冬支度の装いでございます。冬といえば、身も心も温まるのに1番の手はまず温泉でしょう。そこでF的独断偏見個人的なおススメ温泉を紹介しましょう。
まず地元である熊本で今一番のおススメがこの草枕温泉てんすい。
熊本市の北西部、旧玉名郡天水町の小天温泉(現在は玉名市と合併している)の小高い丘の上に位置するこの草枕温泉てんすいは眼下に有明海を一望し、冬場になると地域の特産であるみかんの木々が見事な色づきを魅せ、漱石が愛した小天の地独特のロケーションの素晴らしさを体感できます。特に秋の夕暮れ時の露天風呂からの雲仙や島原、普賢岳に沈む夕陽の茜色の光には何とも言えぬ美しさが感じられます。浴場自体には今流行りの温泉施設のように色々な嗜好をこらした超音波浴とか華やかなものはありませぬが、その分落ち着いた雰囲気にてお湯を楽しめると思います。
利用料は大人500円。結構地元の方々も利用しているようで駐車場は土日祝日になるとかなり混んでるようです。
入り口のエントランスは三角屋根構造になっていて両側サイドに小天出身の名優、
故・笠智衆さんの経歴と活躍を紹介するパネルや小天の地の自由民権運動の歴史、夏目漱石との因果を紹介するコーナーがあり歴史・文学ヲタはかなりそそられます。エントランスを突っ切った左手側に畳の大広間の休憩所があります。ここからも眼下に広がる有明海の雄大な海原を堪能出来ます。その横に特産品を売っている売店があり特産のみかんを使った諸々の品々にはなかなかです。冬場になると取れたてのみかんが市価よりも安く売ってあることもありこれはとてもおススメです。売店のすぐ先が温泉の入り口になっています。ちなみにここのオリジナルタオルには漱石をあしらったデザインのものが何種類かあり好きな種類のものを記念に選ぶのもよいでしょう。奥にはレストランもありますが(そこで食べた事はない故・・味は判りませぬ、只値段は少々高ッと思いましたが。)レストラン横のソフトクリームコーナーのみかんソフトはとても美味~でございました。
アクセス方法は二通りございます。
漱石の小説、草枕の気分を味わいたければJR上熊本駅近くの本妙寺付近から県道1号線を通り金峰山越えにて天水へ抜けるルート。山を登りきって下りに入る時のみかん畑の中を下ってゆく爽快感は何とも言えません。
もうひとつのルートは熊本駅から熊本港へ向かう道筋を辿り、途中から国道501号線に出て海岸線沿いの道を河内を経て小天に行くルートです。どちらのルートもそれぞれ風情があるので行き帰りで違うルートを楽しむのもドライブの楽しさがあるのではないでしょうか。ちなみに海岸線沿いのこの道だと熊本駅から車で約30分程の所要です。
またこの一帯は草枕の里として温泉以外にも熊本の自由民権運動発祥ゆかりの地としても知られておりその中心的人物であった前田案山子邸別邸や草枕交流館で漱石の足跡の紹介も行っています。一人旅でもカップルでもおススメの熊本の穴場スポットとしていかがでしょうか。
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