姫のご乱心
先日から、新党改革クラブ問題で世間を賑わせていた民主党の「ぶって姫」こと姫井由美子参院議員が一日で新党参加を撤回して一転、民主党への残留記者会見を行った。
ご乱心だの大馬鹿女だのいろいろ批評があるだろうが、1番得をしたのは誰で、目論見が外れて泣いたのは誰かを見ると今回の騒動の舞台裏が垣間見えてくる。新党立ち上げの第一報が流れた時、自民党の幹部の某ASO氏などはニコニコ顔で「してやったりですよ、これから離党の第二弾があるかも」等とやったやったと喜びムードだったのに対し、民主党の小沢氏はいたって冷静。全く離党にも動じず、ああそうなの・・みたいにスルーしていた。
私が思うにこれは小沢流の作戦であろう。不倫問題や告白本などで党内で立場をなくしつつあった姫井氏に今回の離党組の渡辺氏らが接触して声かけしているのを見て、かねてから自分の言う事を聞かない渡辺氏ら造反組を追い出すチャンスとばかりわざと見てみぬふりをして静観して、いざ新党じゃーと彼等が花火をあげたところで姫井氏を全力で慰留にかかる。説得を自分でやらず管直人あたりにやらせるところがいかにも小沢氏らしい。ご覧のとおり、姫井氏はあまり信念?もなさそうな人だからいろいろ言われているうちにちっちゃなミニ新党に行ってもどうにもならないのではという不安が強くなり、突如ご乱心、細川幽斎も真っ青の大立ち回りを演じた。さすがにいくらなんでもそこまでは・・と改革クラブの方々は思ってもみなかったであろう。会見で「新党は自民の受け皿だ、参院の改革をやろうという方向とは違う」と疑問をもったそうな。そんなことは素人が見てもあの顔ぶれであれば判ろうはずなのにあえて撤回記者会見で持ち出し、新党のウラ側を暴露する挙に出た。世間では馬鹿だの自己中オンナだのの評判で通っているので「こいつはこんな事も見通せないヤツだからしょうがないな」で普通であれば張り倒されてもおかしくない状況でも通ってしまう。ここに彼女の恐ろしさがあろう。いくら仁義だ血判だ信義だといっても、姫にこれらの言葉は似合わない。
そういう事で1番泣きを見たのは彼等改革クラブの4人のセンセイ方である。政党を作る際には国政選挙で総得票数の2%以上を得た団体もしくは議員が5人以上という事が政党助成金を貰える条件になっている。姫井氏の乱心は結果として、新党の活動根幹そのものをぶち壊した。改革クラブは助成金も貰えず4人の少数会派で細々とやっていくなしかないのである。出鼻をくじかれて厳しい運営を強いられる事となった。これを小沢氏はしてやったりと陰でほくそ笑んでいたことでしょうな。
結局参議院での与野党逆転状況は変わらず。改革クラブ自体もとても怪しい活動方針でこの国民の生活苦のご時勢に自民党寄りの姿勢をとろうという。インド洋での給油継続新法や道路特定財源の与党案にも賛成だそうな。新党旗揚げ記者会見でも自民党から資金提供されたんじゃあ?・・と記者に突っ込まれる始末。私め的にはこのミニ政党、とても国民の方を向いている政党だとは思わない。みんな元々旧自由党の保守系の方であまり自民党のセンセイ方と変わらない考えの持ち主。自民党による参院のねじれ解消工作、民主党切り崩しの一旦じゃないの・・と。よって社民、共産、国民新党など他の野党からもあまり相手にされていないようですな。
姫はそのご乱心でもって、こいつらのよこしまな野望を潰したわけです。岡山県民よ、それだけはこの姫を誉めてやって下さいな。ちなみに民主党としては処分等は全く行わないという異例の処遇。(というか党内の邪魔者を追い出してくれた上に、結果として新党を出鼻で叩き潰してしまった最大の功績?からでしょうか)
昔からよく言うではありませんか
変わりやすいのは、オンナ心と秋の空・・。

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